老年実習Ⅰ準備
今朝は暖かい日差しに包まれた一日となりました。
昨日国家試験の為、3年生はお休み。校内は少し静かです
廊下には1年生のメッセージが日差しに包まれています。大丈夫良い結果が待ってます!!
2年生は明日からの実習に向けて、それぞれのグループが準備をしていました。
本日は老年実習の準備をしているグループを覗いてみました
廊下ではアクティビティケアの準備を行っています
実習室が何やら騒々しいです。
高齢者疑似体験をしていました。
「階段が怖い・・登りより下りが怖い・・・視野が狭いから 段差が見えない」
「え?介助はどこにつけばいいの?」観察者「・・うーん」
「あ・・・」スリッパのサイズが合っていなかった為脱げそうになり、あやうく転倒・・
「物がつかみにくい・・腕が重い・・「あんたやって・・」って言うのわかる・・」
「おっとっと」
「長い距離は腰が痛い・・」
疑似体験で様々な気づきがありました。
【気づき】
「疑似体験を通して感じた事は姿勢が前屈みで重心が前になる為、杖があると歩きやすい。しかし、姿勢が前屈みだと腰が痛くなるので、高齢者の方が歩くときは適度に座らせる事も必要だと思いました」
「前回の実習で受け持ちの患者さんがよく「首が痛い、首が痛い」と言っていた意味が分かりました。首をスムーズにあげることができないということがこんなにも首に負荷をかけて痛くなるということを体験をして学びました。階段では登りより降りる動作の方が怖く、上がらない足ではいつ転ぶのかわからないという怖さがありました。だから介助者は本人の下の方にいたほうが視界にも入って安心するし、転倒したときに支えることができるということがわかりました」
「右大腿骨頸部骨折の患者さんを想定して車椅子への移動を体験しました。ベットから起き上がり車椅子へ移動。それだけで疲労を感じたため、高齢者の方は負担はもっとあり、思うように動かない身体にストレスを感じている可能性もあると思った。この体験を通し身体面だけではなく精神的アプローチも計画に取り入れていきたいと感じました」
「排泄動作時は、杖を安定した場所に置こうと前に体重をかける際にバランスを崩しやすかった為、杖の置き場はどこかという視点も重要であることがわかった。色の識別も難しく外の桜もきれいに見えず。ぼんやりしており、自分と同じような視界と思わず。どう見えているのか予測することも大切であると学んだ」
体験した事の意味を考え対象の立場になって、どのような支援が必要なのかそれぞれ学ぶ事が出来たようです。
アクティビティケアで使用する メダルの完成
明日から実習です。
少しずつ、看護の手に育っていっています